<   2015年 02月 ( 1 )   > この月の画像一覧

幕が上がる

本日、公開初日の朝一で観てきました。
人生でこれほど胸を躍らせて映画を心待ちにする経験は
何度しただろうか。
気分が高揚し、ワクワク感が心地よかった。
お決まりの映画開演前の宣伝の音を消したいくらい
目を閉じて、すべての情報を遮断してその時をまっていました。

以下、映画の内容にも触れますので、まだご覧になっていない方で
情報を目にしたくない方は、観賞後にお読みください。

e0034272_227526.jpg


幕が上がった
銀幕の中の彼女達はももクロではなかった。
そこにいたのは、全身全霊をもって青春にぶつかっていく
等身大の少女達。いま、この一瞬一瞬を踏みしめて、地に足をついて
歩んでいく姿があった。
そこには、不安、歓び、悲しみ、怒り全ての感情が混在し
それでも、未来への絶大な希望を抱き、成功を疑わない
そのまっすぐな瞳と情熱が余すところなく表現されていて
もう圧倒されました。

私はこの映画をとおして、高校生の自分に久しぶりに会うことができました。
様々な感情にとまどいながらも、未来への光を見据え
希望に満ちて生きていたあの頃。その先にいる今の自分は
けっして悪くはない。むしろあの時があって今がある
今の自分を客観的に見つめることへもつながりました。

さて、映画の内容で印象に残ったところに触れたいと思います。

まず、全編を通して夏菜子さんがもう、神々しいというか
本当に素晴らしいです。

e0034272_228111.jpg


一番好きなシーンはまっすぐ前を見据えて無言で廊下を歩いてこちらへ向かってくるシーンその姿には演技とは思えないほどの気迫、いや、あれは本物の百田夏菜子の
なにかが全身から湧き出ていて、どう表現してよいかわかりません。
ただ、そこには誤魔化しでもまやかしでもない。本物の彼女自身のオーラともいうべき気が溢れていました。
人はその立ち姿、歩き姿だけでもその人となり生き様が現れるといいますが
まさに、それを感じました。

吉岡先生が去ったあと、部員みんなに全国へ行こうと伝えるシーン
あれは、本物です。演技の一言で片づけることなど到底できない。
スクリーン越しでも彼女の気迫、想いが痛いほど伝わってきました。

彼女達にとって集客動員の大小で成功の可否なんて判断しない。
たとえ一人のモノノフの前でも7万人のそれと変わることはない。
だからこそ、成功という二文字にとらわれることもない。

ただ、この先の想像もつかないところへの不安や恐れは少なからずあるだろう
その想いが、さおりの口を通してしっかりと伝わってきました。

前後しますが、「とってもらわなくてもけっこうです」「責任」
このセリフはおそらく、彼女の今までの人生で実際に発した、あるいは
言葉にしなくても胸に刻まれた言葉なのではないだろうか。

映画では吉岡先生へ向けたセリフですが、そのままマネージャ、あるいは事務所の責任者へ向けられたリアルな言葉のように感じました。

おそらく、夏菜子さんをはじめ、ももクロのメンバーはかなり初期の段階で
この、覚悟を決めて、他力本願ではなく、あくまで自分自身の意思でここまで歩んできたんだということが、痛いほど伝わって涙が止まりませんでした。

そう、そういう決断と想いを何度も踏みしめて今があるんだと思います。
だから、アイドルの映画なんかじゃない。アイドルが片手間に演技をしているのではない。
本物の、等身大の人間がその人生をさらけ出して、そこから得たすべてをぶつけて
創った映画なのだと感じました。

彼女達とかかわった大人たちが、彼女達に魅了され、共感し、尊敬の念まで抱くのは
それが、逃げず、誤魔化さず、真向から真剣にぶつかっていく姿勢を身をもって感じるからだと思います。事実この映画に関わった多くの大人たちも撮影が進むにつれ彼女達のことを本気で仲間として受け入れ、皆が一丸となって映画の創作に力を合わせたことがそれを物語っていると思います。

皆で良い映画をつくろう。歴史に残る、人の心に刻まれる、どこまでも無限の可能性を感じられる。そんな素晴らしい映画をつくろう。この映画の製作に携わった、すべての人のそんな魂をしっかり感じられる映画だと思います。

今日初めて観ましたが、一人でも多くの人に観て欲しい。いや、きっと多くの人に観てもらえる。そう確信しています。
つづく
[PR]